蓄膿(ちくのう)

  • 粘っこい鼻水や痰が多くでる
  • 味覚や匂いを感じられない
  • ほっぺたがやおでこが痛い
  • 歯が痛くて歯科へ行ったら歯は悪くないと言われた
  • 鼻水がずっと止まらない
  • ボーっとしてしまう
  • 鼻の中で嫌なにおいがする

このような症状に当てはまる方は「蓄膿症(ちくのうしょう)」になっているかもしれません!

この蓄膿症という名前。

知っている人は顔をしかめたくなるほど知っているし、知らない人はまったく知らないという病です。

その始まりは、ある日突然、

●顔が痛くなってしまう

●なんだかずっと風邪を引いた時の鼻づまりが続いている

などの症状からはじまります。

そしてひどい場合は鼻づまりや寝不足が招くイライラから仕事に集中できなかったり、食事の味や匂いを感じられなくなったりと、絶対になりたくない病の一つです。

もしも症状に覚えがあれば当院の「鍼灸師」にお任せください。

蓄膿症って何?

まず、蓄膿症とはなにかをご説明する前に、人の顔がどの様に出来ているか確認をしましょう。

皆様は頭蓋骨(ずがいこつ)を見たことがありますか?見たことが無い人は少ないと思いますがその場合はご自身の顔を触ってみてください。

顔には硬い部分とやわらかい部分があって、目や鼻の先、頬などには骨がない事がわかりますね。もちろん硬い部分もあって、おでこや目の周り、あごなどはしっかりと骨があるのを感じる事ができます。

では顔、特に眉間や鼻の周りの骨の内部(奥)には空洞がある事はご存知でしょうか?

実はあるんです。

こういった顔の奥にある空洞を「副鼻腔(ふくびくう)」と呼びます。

そして、この副鼻腔で炎症が起きて「膿」が溜まっている事を副鼻腔炎と呼び、この炎症がずっと続いている状態を蓄膿症と呼びます。

だから蓄膿症の事を「慢性副鼻腔炎(まんせいふくびくうえん)」と呼ぶ場合もあります。

これは冒頭でも説明しましたが発症する人には繰り返し症状が見られて発症しない人は一生発症しないといった非常に理不尽な病です。

下記の原因をご覧頂き、ご自身に当てはまっているな、と感じた場合は生活習慣の改善や食生活を見直す事をおすすめします。

どのような症状が出ますか?

「粘度の濃い鼻水が出る」

「息を吸ってもいないのに喉まで垂れる」

一番の特徴は粘度の高い(ドロリとした)鼻水です。アレルギーが原因で出る鼻水はさらっとしていて透明なのが特徴ですが、蓄膿症の場合は風邪の治りかけの時のような黄色くて粘度の高いものが出てきます。

また、息を吸い込んでいるわけでもないのに鼻水が喉まで垂れてしまう場合もあり、非常に不快感を感じます。

それからくしゃみもあまり出ません。ハウスダストや花粉症などのアレルギーをお持ちの方はここでくしゃみも出ないし、出てくる鼻水も違う。「あれ?いつもの症状と違う?」という事に気付きます。

「鼻が詰まっている」

「喉の奥になにかある感じがする」

副鼻腔炎の症状として鼻水と同様に上げられるのが鼻づまりを感じるということです。

鼻の奥に何か詰まっている感じがする、あるいは鼻水が出そう、と感じて、実際に鼻をかんでみても何も出てこない。

または、少し出てくるけれどまだまだ何か残っているという感じがします。

これは、副鼻腔内に膿が溜まっている事が原因です。

「におい・味がわからない」

「へんなにおいがする」

先に挙げているとおり、ひどい鼻づまりが蓄膿症の症状の一つです。

その為、風邪を引いている時のように匂いや味が全くわからないという症状が出ます。

また蓄膿症と併発しやすい鼻茸(ポリープ)が出来ている場合も同様に匂いや味が感じられなくなる場合があります。
味が全くわからない食事は味気なく、食べる気持ちも無くしてしまいますね。

また蓄膿症独特の変なにおいを感じる方もいます。

これはもちろん、副鼻腔内に溜まっている膿のにおいを自分が感じているに他なりません。

その匂いは、汗とは異なるすっぱいにおいなのが特徴です。

とはいえ、初めて蓄膿症になった場合はどこからこの匂いが発生しているのかわからず、もしかしたら他人に迷惑を掛けているのではないか?といらない心配をしてしまいます。

慰めにもなりませんが、蓄膿症の匂いは自分が感じ取っているだけなので周囲の方が匂いを感じる事はありません。

逆に言えば周りの方に「何か変なにおいがしない?」と聞いてみて「何も変なにおいはしない」という答えが返ってきたら蓄膿症を疑ってみてもいいかもしれません。

「鼻周辺や眉間、ほほのあたりがいたい」

先ほど「蓄膿症ってなに?」という所で顔の骨の内部(奥)には空洞がある事を記述しました。

この空洞は一つの大きな空洞ではなくて複数あります。

大きく分けて、眉の上、ほほ骨の中、両目の間、鼻の奥という4つのグループから出来ていて、そのどれかに膿が溜まって炎症を起こしている場合、その箇所が膿の圧力から痛くなるというわけです。

よって、痛みの出る箇所は「頭」「目の奥」「頬」「顔全体」などが多いです。

また、痛みを伴う蓄膿症の場合、頭を下げたり、下を向くと痛みがひどくなる。という事もあるので判断の参考にしていただければと思います。

「喉が渇く」

「口臭がある」

長期間、蓄膿症を患っている方は風邪を引きやすい傾向があります。

それは蓄膿症の影響で鼻水が出る(水分が体外に排出されてしまう)あるいは、鼻呼吸がしずらいのでついつい口で呼吸をするために口の中が乾いてしまう事などが原因です。

体内の水分が十分でなかったり、口が乾いてしまうと喉を痛めやすくなり扁桃炎も起こりやすくなります。

それは冬のように空気や口の中が乾燥していると雑菌が繁殖しやすくなるからです。

そうすると風邪やインフルエンザにかかりやすくなります。

また、乾燥が原因で口臭がひどくなったりという事もあります。

「イライラする・集中できない」

風邪を引いて鼻が詰まっている時を思い出してください。

夜、寝苦しくてなかなか寝付けなかったり、一日中だるさが付きまとったりしますよね?

それと同様に蓄膿症で起こる鼻づまりも寝不足や身体のだるさを引き起こします。

また寝不足から来るイライラや、鼻づまりが朝になってもとれない、しかも鼻をかんでも何も出てこない、顔が痛いなどで仕事や授業に集中できなくなります。

どのような原因で蓄膿症になりますか?

蓄膿症は様々な原因から発症します。主な原因を見ていきましょう。

「風邪・インフルエンザ」

蓄膿症は副鼻腔の炎症である。という事に触れましたが、風邪やインフルエンザにかかっている時は「鼻水」や「くしゃみ」が良く出ますよね?

これは、身体が体内の原因菌やウィルスを追い出すためにしている反応です。

その過程でウィルスが鼻の中を通って、副鼻腔内に進入して炎症を起こす。あるいは、鼻の粘膜の炎症が副鼻腔に広がって副鼻腔炎を引き起こします。

「様々なアレルギー」

アレルギーといえば発疹が出る、呼吸困難になる。などといった食べ物にかかわるアレルギーを思い浮かべる方もいるかもしれませんが、くしゃみや鼻水が出る症状もたくさんあります。

普段は掃除していない、埃の溜まった場所を掃除していて、くしゃみと鼻水が止まらなくなった!いわゆるハウスダストアレルギーですね。

あるいは「アレルギー」+「くしゃみ・鼻水」というキーワードで一番先に思いつくのが「花粉症」だと思います。

これも当然、蓄膿症の原因となります。

「鼻が少し曲がっている」

色々な人の鼻を注意深く見てみてください。まっすぐな鼻筋をしている人もいれば少し曲がっている人もいます。

事故や成長過程などで曲がってしまった鼻が蓄膿症の原因となる場合もあります。

鼻の穴と副鼻腔というのは細い通路でつながっているので、鼻が曲がっている場合、すぐに詰まってしまいます。

この通路が詰まると(副鼻腔内が乾燥していない状態)炎症を起こしやすくなります。

「カビ」

副鼻腔内にカビが入る事で炎症を起こしてしまう場合もあります。

しかし、カビが入る事が問題ではないのです。

この時に問題になるカビは多くの場合「アスペルギル」「ムコール」あるいは性病のイメージが強い「カンジタ」などが挙げられます。

しかし、これらは通常人間の身体に存在しているカビなのです。

カビが普通に身体に存在しているなんて、あまり考えたくはありませんが事実です。

ということは?通常存在しているものが何で悪さをするの?という疑問を持つ方もいらっしゃるでしょうが原因は「免疫力の低下」が挙げられます。

●バランスの取れた食事をしていない

●ステロイドの服薬、抗生物質を普段から服薬している

あるいは子ども、お年寄りといった方々も免疫力が低いです。

悪さをするカビに身体の免疫が負けてしまうと炎症を起こす、というわけです。

「虫歯」

副鼻腔は口と繋がっています。

そのため、口の病が影響する場合もあるのです。

そしてその最たるものが虫歯です。

●ついつい、痛くないから放置している

●痛くならないと治療しない

●治療が怖くて抜歯しない

などは日常でよくある事ですが、この行為で放置された虫歯あるいは歯頸(しけい)つまり歯と歯の隙間ですね。

そこから細菌が上っていき、蓄膿症を引き起こす場合があります。面倒臭がらずに虫歯に気付いていれば歯医者にかかって治療する事をおすすめします。

「ストレス」

ストレスは「大病の元」と言われています。

このストレス過多の現代で溜めるなというほうに無理がありますけれど、ストレスは身体を正常な状態に保つ自律神経の乱れや免疫力の低下を生み出します。

そうなると蓄膿症だけでなく、様々な病気を引き起こす原因になります。

ストレスが溜まっていると感じる方は、

「発散する趣味・方法を見つける」

「原因を排除する」

「おもいきって仕事・家事を休んでみる」

などの対処をおすすめします。

身体が資本ですからね。

どんな人がかかりやすいですか?

蓄膿症の原因でも何点か触れましたが、免疫力が低下している、アレルギー体質である、風邪を引きやすい、虫歯がある。といった方は蓄膿症にかかりやすいです。

しかし!一番気をつけなくてはいけないのが「子ども」です。

子どもは免疫力も低く、自分に起きている症状をうまく言葉にする事ができません。

その為、保護者の方は「ちょっと風邪が長引いている」「顔が痛くなる風邪があるのかな?」と甘くみてしまう傾向があります。

また子どもは大人に比べて副鼻腔が小さく、炎症を起こしやすい傾向があります。

なかには風邪を引くたびに副鼻腔が炎症を起こして蓄膿症になったり、更にはその影響から中耳炎になってしまう子どももいます。

特に

  • 風邪がなかなか治らない
  • 子どもなのにいびきがひどい
  • 頭が重い
  • 匂いや味がわからない
  • 集中力に欠ける
  • 鼻が詰まって眠れない
  • 顔がいたい
  • といった症状が出ていた場合は注意してあげてください。

    それでも蓄膿症になってしまったら?

    一ヶ月~それ以上、蓄膿症の症状が続くようであれば症状が重くなる前にご相談ください。

    鍼灸師の出番です。

    鍼灸師とは、専門学校または、文科省の指定した大学で解剖学、生理学、運動学、病理学、衛生学、公衆衛生学などの基礎系科目と外科学、リハビリテーション学などの臨床系専門科目を履修した後、国家試験を受験・合格した者に与えられる、厚生労働省も認める国家資格です。

    簡単に言えば人体の内と外を知り尽くしたプロフェッショナルと言えます。

    主な業務は、お客様の顔色、匂い、話し方、舌の色や形、脈の形や速さ、お腹の張り具合などで身体の状態を把握し、崩れてしまった身体のバランスを、鍼を使った施術で整え、機能の回復を図る施術を行います。

    具体的には、人の身体に約365以上あると言われるツボを、手で触れることにより状態を把握し、ツボに鍼や灸で刺激を与え、免疫力や自然治癒力を高める施術を行います。

    当然のことですが、鍼灸師の資格を持っていないものが当院で施術する事はございません。

    どんな施術をしますか?

    前述したとおり、鍼灸師は身体とツボに関するプロフェッショナルです。

    蓄膿症に効果的なツボに鍼を刺す。

    あるいは身体の症状から原因を読み解き、お客様の症状を改善する施術を施します。

    また「どんな人がかかりやすいですか?」という章でも触れましたが、身体の免疫力が低下すると、蓄膿症だけでなく色々な病気にかかりやすくなります。

    逆に言えば施術で血行を促進して、身体の免疫力を高める事が出来れば「大病」を「未然」に防ぐ事ができます。

    あまり良く知られてはいないと思いますので補足しますが「鍼」を人体に刺すという行為は身体に「異物が入り込んだ!」と錯覚させて身体に傷を治させようとする行為なのです。

    つまり患部の血行を促進して、身体が持っている自然治癒力・免疫力を高める事に一役買ってくれるというわけです。

    だから副作用もなく、効果的な施術となるわけです。長く続く蓄膿症でお悩みの時は、お気軽にご連絡ください!

    086-255-3369
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