その肩こりはバッグのせい!?バッグの持ち方と種類だけで疲れが変わる。

通勤の際も、ちょっとお出かけする際もほとんどの人が持ち歩いているもの、それはバックではないでしょうか。

男性の方の中にはバッグを持たない手ぶら主義の方もいらっしゃいますね。それでも1つも所持していない方は滅多にいないことでしょう。

普段何気なく持ち歩いているバッグですが、中に色々な物を入れているとついつい重たくなることがあるかと思います。

皆さん、実は「バッグが肩こりの原因になる」ことを知ってましたか?

今回はバッグと肩こりに注目して探っていきたいと思います。

 

荷物が増えるほどイライラや不調が増える

いきなりですが、皆さんはバッグの中どれくらい物を入れていますか?

携帯や財布、ポーチ、飲み物、ペットボトルなど様々な物を入れていらっしゃるかと思います。

他の人のバッグ事情ってなかなか知る機会がないですよね。こんな調査結果を発表されているところがありましたので、ご紹介します。

<調査概要> 調査対象:20~50代/一都三県在住/日常的に電車通勤をする有職者/女性600名

調査方法:インターネットアンケート調査

調査期間:2017年11月2日~11月7日

※通勤総研調べ

通勤時の荷物の実態

  • ●荷物の重さ:2.2kg
  • ●バッグの中のアイテム数:11.1
  • ●自身の荷物が重いと感じる割合:重いと感じる84.1%
  • ●自身の荷物が重いと感じる人のうち、肩こりや腰痛など自身の身体の不調を感じる割合:感じる91.5%(よく感じる52.9%、たまに感じる38.5%)

 

引用:通勤総研サイトより

この調査は女性が対象ではありましたが、自分の荷物が重い人は全体の8割以上もいて、しかもそのうち身体の不調を感じている人9割以上もいることが分かりました。

また、荷物が増えるほどイライラや不調が増える傾向になっているようですので、すでに不調がある方はバッグを見直してみてもいいかもしれませんね。

 

バッグの種類や持ち方で肩の筋肉の硬さが変わる

先ほどの調査結果からバッグの重さが多くの人の身体に負担をかけていることが分かりました。

それなら、バッグの重さどれくらい人の身体に影響を与えるのか、気になりませんか?

こんな調査結果がありましたので、ご紹介します。

<調査内容>

かばんを持って30分歩き、肩こりの指標である「肩の筋肉のかたさ」の変化を測定しました。

かばんの種類は「リュック」「斜めがけかばん」「手提げかばん」の3種類で、「斜めがけかばん」はかける向きを左右変えるパターンと変えないパターンを測定しました。

かばんの中身はパソコン、お弁当箱、お財布、ポーチなど。かばん全体の重さは4kg!

<測定方法>
測定は、まずクッションの中でマッサージボールが動くタイプのマッサージ器を肩に15分間あて、マッサージを行ったあと、かばんを持って普段どおり歩いてもらいました。

肩の筋肉のかたさの測定は、歩く前、15分間歩いた後、30分歩いた後に筋硬度計で行いました。

<測定結果>
以下の測定結果は3名の平均で、筋硬度の値が大きいほど筋肉が硬いことを示しています。

また、グラフの値はマッサージ直後の歩行前の硬さを100としたときの相対値です。

引用:ライオン株式会社 Lidea(リディア)「かばんの持ち方でこんなに違う!「肩の痛み」を緩和するアイデア」より

この調査結果から「斜めがけかばん(左右かけ替えあり)」以外の「リュック」「手提げかばん」「斜めがけかばん(左右かけ替え無し)」の場合は30分持っていただけで肩の筋肉硬くなることが分かりました。

気づかないうちにバッグの重みが肩や腕の筋肉に負担をかけてしまっているようですね。

ですが、バッグの中でも「斜めかけかばん」のようなに左右かけ替えができるタイプであれば、肩の筋肉を硬くするのを防ぐことができるようです。

 

バッグの種類別オススメの持ち方

先ほどの調査結果よりバッグによっても種類かけ方を変えるだけで身体への影響が変わってくることが分かりました。

では、バッグをどのように持ったら肩こりといった不調軽減できるのか、以下のように種類別に分けてご紹介してまいります。

  1. 手提げカバン
  2. ショルダーバッグ(斜めがけかばん)
  3. リュック
  4. ウエストポーチ
  5. 買い物袋

1.手提げカバン
利き手ばかりで持ちやすい手提げカバンですが、そうすると利き手側の肩や腕の筋肉ばかりに負担がかかってしまいます。

ですので、利き手だけでなく両方の手で交互に持つようにすると良いでしょう。

また、手提げカバンの取っ手の部分に柔らかい素材取っ手カバーをつけることによって、荷物を持つ時の負担が軽減されやすくなります。

 

2. ショルダーバッグ(斜めがけかばん)
ショルダーバッグの場合は先ほどの調査からもお分かりのとおり、左右かけ替えをすることで肩の負担を減らすことができます。

また、ショルダーバッグ本体が腰の位置あたりにくるようストラップを調整してあげるといいでしょう。

ストラップは細いより太めのタイプの方が負担が軽減されます。

 

3. リュック
リュックは両方の肩にかけれるので重さを左右に分散できますが、この重さは左右均等とは限りません。
さらに肩のストラップが細いと肩に食い込んでしまう恐れがあり、血行不良を起こしやすくなります。
よって、ストラップは背負っている時に身体の負担がかかりにくい位置にリュック本体がくるよう調整してあげるといいでしょう。
また、ストラップは太めのタイプを選ぶようにしましょう。

 

4. ウエストポーチ
ウエストポーチは肩に負担がかからない分、肩こりでお悩みの方にはオススメです。

しかし、肩に負担がかからない分、腰に負担がかかりやすくなりますので、腰痛持ちの人は注意してください。

ポーチがウエスト周りにピッタリとフィットして揺れないようベルトで調整してあげるといいでしょう。

 

5. 買い物袋
これは番外編になりますね。

毎日ではなくてもスーパーやコンビニに行って買い物袋を提げて帰る方は多いのではないでしょうか。

こちらも手提げカバンと同様に片方の手ばかりで持ちやすくなりますので、交互に持ち替えるようにしましょう。

持ち方のポイントは中指薬指小指引っ掛けるようにして持つことです。

中指、薬指、小指側で持つと胸が開きやすくなりますし、親指と小指側で持つよりも肩の負担がかかりにくくなります。

ちょっとしたことですが気を付けてみてください。

 

本日のまとめ

今回は「バッグと肩こり」に注目してご紹介してきました。

最後のブロックでご紹介したバッグの持ち方は難しいことばかりではありません。ぜひ試しいただいて、移動中も不調なくスッキリとした生活が送れるようになればと思います。

バッグの持ち方を工夫してみても不調が続く方は、一度専門家にみてもらったらどうでしょうか。肩こりの原因がバッグ以外の他のことにあるのかもしれません。

肩こりは症状によっては薬を飲まないといけないほどつらい時もあります。症状がずっと続くとイライラしますし、せっかくのお休みの時も気になって存分に楽しめないことも・・・。

そうならないよう、早めに病院整骨院に行ってケアを始めてみてくださいね。

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