ストレスとお腹の不調の関係

日本で生活しているとバスや電車といった公共機関を利用して移動することが当たり前だと思います。そんな時、いきなりお腹の調子が悪くなって途中下車、なんて経験はどなたにも経験がある事と思います。

しかし、それが体調の悪さからたまたま、ということでなくて毎朝のように起こっていたら凄まじいストレスになってしまいます。そして、ストレスとお腹の調子には深い関わりがあるとも言われています。

今回の記事を読んでいただき、もしも思い当たる節があれば、ご紹介する生活のヒントなどを参考にしてみてください。それでは記事を始めてまいります。

ストレスとお腹の不調

お腹の不調の中には、お腹の痛みを伴う、便がゆるくなる、便が出にくいあるいはその両方が長く続くような状態もあります。その原因はすべてがはっきりしているわけではありませんが、仕事に対する生真面目さや日常生活におけるストレスも関係していると考えられています。

こうしたお腹の不調は決して珍しいものではなく、働き盛りの世代にも多いと言われ、便通の乱れに悩む方は少なくありません。ひとりで悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

その主な感じ方は先ほども挙げた、お腹の痛みと便通の乱れです。特に人によって痛みの質や程度が様々ですが、お腹のあたりにキリキリと、あるいは鈍い痛みを感じ、実際に排便を行うと痛みが軽くなることもあります。

その他にもお腹が張ったり、よくお腹が痛くなったり、といった腹部の不快感や、冒頭の通り、突如として下痢が出そうな感覚が襲ってきたり、ひどいときには短い間隔で何度も便意が襲い、通勤・通学・外出などが難しくなってしまう方もいらっしゃいます。

お腹の不調とストレスの関係とは?

こうしたお腹の不調の原因は、はっきりしないことも多いものです。しかし、どのようにして下痢や便秘の症状が起こるのか、という事は少しずつわかってきているようです。

ヒントは、腸が過敏に反応してしまう事にあるとされています。その背景にはストレスによって自律神経に乱れが生じてしまったり、脳と腸の正常な働きが崩れてしまうことがあると考えられています。

自律神経とは私たちが普段意識せずに、行っている呼吸、体温調整、消化・吸収、排便、心臓の鼓動、睡眠などを司る神経なのですが、この神経に乱れが生じると腸の動きも乱れ、便秘や下痢といった症状が現れることがあります。

それではまず我々が食事を摂取してから吸収するプロセスを簡単に説明しましょう。まず最初に口で咀嚼された食事は咽頭、食道、胃を通って小腸に向かいます。ここで更に分解されるとともに、栄養分が吸収され、最後に大腸で水分を吸収して、不要物が排出されます。

ところが、腸の動きが乱れて速くなると大腸で水分が十分に吸収されないまま排出されるので下痢となって排出されてしまうのです。

反対に、腸の動きが緩慢になると、大腸に水分が吸収され過ぎて渇いた便が溜まり、これが便秘の元になってしまう。というわけです。

また自律神経の乱れだけでなく、強い胃腸の不調を経験した後にお腹の調子が乱れやすくなるケースもあるそうです。例えばウイルスなどによって体調を崩し、吐き気、嘔吐、下痢、発熱などが続いた後のような場合です。

この経験により、細菌やウイルスを体外に排出しようとする腸の働きが過敏に反応しやすくなり、お腹の不調が続く可能性もあると言われています。

お腹の調子と上手に付き合うには?

やはり原因が人それぞれなので一概には言えません。しかし規則正しい生活と規則正しい食生活は、健康に欠かせないことですから、気を付けた方が良いと思います。

また食生活の見直しもお勧めしたいのですが、これには難しい問題があります。なぜなら腸はたくさんの役割を担っている重要な組織だからです。

例えば先ほどから出ている消化・吸収はもちろんですが、気持ちを明るくしたり、やる気の元になる幸せホルモン(ドーパミンやセロトニン)を生み出したり、体内に侵入したウイルスや有害物質を体外に排出する役割も持っているからです。

ただ、お腹の調子が乱れているときに自己流で食事を大きく変えるのは注意が必要です。腸の動きを活発にするイモ、ゴボウ、大豆など食物繊維の多い食品やヨーグルト、牛乳、味噌、納豆といった発酵食品や乳製品も、体調によって合う・合わないがあると言われています。

しかし、極端に偏った食生活が続くと、今度は腸のバランスが崩れることもあります。腸にはバリアのような働きもあり、体内に入ってきたウイルスや有害物質から体を守っているため、そのバランスが崩れるとだるさ、集中力の低下、肌の調子、お腹の張り、便通の乱れといった体調の乱れにつながることもあります。

ですから、単純に下痢や便秘を抑えるということが目的でなく、健康を維持していくという目的で食生活の見直しをするのであれば、医療機関などの専門家に相談の上、取り組むことをおすすめします。

まとめ

今回は、多くの方を下痢や便秘といった症状で悩ます、ストレスとお腹の不調の関係をご紹介してきました。今回の記事では割愛してしまいましたが、腸内環境を整えることは健康や日常生活のモチベーション、あるいは情緒を安定させるためにも大切なことです。

しかし記事後半でもお伝えした通り、何事もやり過ぎはよくありません。食生活の見直しも非常にいいことですが、まずは今回の記事を参考にしてご自身の日常生活を鑑みて、体調の不良やストレスの原因を見つけ、それらを和らげる工夫をしてみても良いかもしれません。

気になる症状がある場合は、まず医療機関の受診をおすすめします。

086-255-3369
ご予約・お問い合わせはこちら
LINEで予約する
PAGE TOP